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窓の増設リフォーム費用はいくら?新設工事の相場・手順・注意点

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たてのリフォーム 代表 舘野 久璃洲

監修

たてのリフォーム 代表舘野 久璃洲

宅建士 / 遺品整理士 / 施工440件

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壁に窓を新設する「増設リフォーム」の費用は、小窓で8〜20万円程度、掃き出し窓などの大型窓では20〜50万円程度が目安といわれています。木造か鉄筋コンクリートかによって工事難易度が大きく変わるため、同じサイズでも費用に差が生じることがあります。

この記事では、窓種・構造別の費用相場を表で整理し、耐力壁・建築確認申請といった施工前に確認すべき点、補助金の活用法、業者選びのポイントまでまとめています。見積もり前の基礎知識として役立ててください。

窓の増設リフォームとは?既存窓との違い

窓の増設リフォームとは、壁を切り開いて新たに開口部を設け、サッシ・ガラスを取り付ける工事です。既存の窓を新しいサッシに交換する「窓交換工事」や、元の窓の内側にもう一枚窓を加える「内窓設置」とは異なります。既存窓の交換のみで足りる場合は既存窓の交換はこちらの工法・費用も比較してください。

工事の種類概要費用目安(1か所)工期
窓の増設(新規開口)壁を切り開いて窓を新設8〜50万円程度1〜3日
窓の交換(カバー工法等)既存サッシを新品に交換5〜15万円半日〜1日
内窓の追加設置既存窓の内側に窓枠を追加3〜10万円1〜2時間

増設は壁の解体・補強・内外装の仕上げ直しが必要なため、他の工事より工程が多く、費用も高くなります。「採光を増やしたい」「換気のために窓の位置を増やしたい」という目的がある場合に選ぶ工事です。

マンション・賃貸住宅での窓増設はほぼ不可
マンションの外壁・窓は「共用部分」にあたるため、管理組合の許可なく個人で増設することはできません。管理規約上も原則禁止されているケースがほとんどです。賃貸住宅も同様に所有者(オーナー)でなければ工事の発注ができません。

窓増設リフォームの費用相場一覧

窓増設の費用は、窓のサイズ・種類と建物の構造によって異なります。下表に主な組み合わせの目安を整理しました。

窓の種類・サイズ木造住宅軽量鉄骨造RC(鉄筋コンクリート)造
小窓(採光・換気用・幅60cm以下)8〜20万円15〜25万円20〜35万円
腰高窓(幅60〜120cm程度)15〜30万円20〜35万円30〜50万円
掃き出し窓(床から天井付近まで)20〜45万円30〜50万円50万円程度以上
天窓(トップライト)20〜50万円

上記はサッシ・ガラス代、大工工事、外壁補修、内装仕上げをすべて含んだ概算です。2階以上の施工では足場費用が別途かかることがあります。

費用相場①:小窓(採光・換気用)を新設する場合

トイレ・洗面所・廊下など、採光や換気を目的に幅60cm以下の小窓を1か所増設する場合、木造住宅では8〜20万円程度が目安です。

  • FIX窓(はめ殺し)
    開閉機構がないため最もシンプルな構造です。採光専用で、費用は8〜15万円程度に収まりやすい傾向があります。
  • 縦すべり出し窓・横すべり出し窓
    換気性能が高く、小スペースに向いています。開閉機構の分だけ費用は上がり、10〜20万円程度が多いです。
  • ジャロジー窓(ルーバー窓)
    浴室や換気が必要な場所に使われますが、気密性が低いため断熱性を重視する場合は不向きです。

木造でも、施工箇所に筋交いや金物が集中していると解体・補強に手間がかかり、費用が上限に近づく傾向があります。事前に図面を確認することを推奨します。

費用相場②:掃き出し窓・大型窓を新設する場合

リビングへの掃き出し窓追加や、庭・テラスへの出入り口を新設する大型工事では、木造でも20〜45万円、RC造では50万円程度になることが一般的です。

大型開口を設ける場合、開口部の上部に「まぐさ(開口補強材)」を入れる必要があり、構造補強の規模が大きくなります。引き違い窓よりも、断熱・気密性能が高い「断熱複層ガラス仕様」のサッシを選ぶと材料費は3〜8万円程度上がる傾向にありますが、後述する補助金の対象になる場合があります。

掃き出し窓の新設では、床のフローリング補修・外壁タイルや塗装の再施工など付帯工事が発生しやすく、見積もり時に「一式」と記載されている場合は内訳の確認を忘れずに行ってください。

費用相場③:壁の構造(木造・鉄筋コンクリート)別の費用差

建物の構造は、増設工事の難易度と費用に直結します。RC造はコアドリルや専用工具が必要なため、木造より高くなることが多いです。

  • 木造軸組工法・枠組壁工法(2×4)

    日本の戸建て住宅で多い構造です。柱・梁・筋交いを避けた位置であれば比較的開口を設けやすく、費用を抑えやすいです。ただし2×4工法は壁全体で構造を支えるため、開口可能な場所が限られる傾向があります。

  • 軽量鉄骨造(プレハブ工法)

    ハウスメーカーの独自工法が多く、施工できる業者が限定される場合があります。メーカーや指定業者への依頼が必要になるケースがあり、費用は木造より高くなる傾向があります。

  • RC造(鉄筋コンクリート造)

    コンクリートを削る作業が必要なため工事費が高く、振動・粉塵も多く出ます。構造設計上の検討も必要で、専門業者への依頼が不可欠です。マンションでは共用部にあたる外壁の工事ができないため、戸建てRC住宅に限定される工事です。

窓増設工事の主な工程と工期の目安

1か所の窓増設工事は、通常1〜3日で完了します。ただし外壁材の種類や天候によって前後することがあります。

  1. 現地調査・設計確認
    壁の内部構造(柱・筋交いの位置)、電気配線・配管の確認を行います。内視鏡カメラや電磁波探知機を使う業者は信頼性が高いといえます。
  2. 内壁の解体・開口
    石膏ボードを撤去し、柱間の指定位置に開口を作ります。この工程で筋交いが見つかった場合は補強方法を再検討します。
  3. 構造補強(まぐさ取り付け)
    開口部の上部に横架材(まぐさ)を入れて荷重を分散させます。窓が大きいほど補強材も大きくなります。
  4. 外壁の開口・防水処理
    外壁を切り開き、防水テープやシーリング材で雨水の浸入を防ぐ処理を施します。この工程が不十分だと後から雨漏りが発生するため、丁寧な施工が求められます。
  5. サッシ・ガラスの取り付け
    窓枠を固定し、サッシをはめ込みます。アルミサッシ・樹脂サッシ・アルミ樹脂複合サッシなど、素材によって断熱性と費用が異なります。
  6. 内外装の仕上げ
    外壁の補修(塗装・タイル・サイディング)と内壁のクロス張り替えを行い、工事完了です。

費用に影響する4つのポイント

同じ窓を増設する場合でも、以下の4点によって最終的な費用は変わる傾向があります。見積もりを比較するときの判断基準にしてください。

  • 施工階数と足場の要否:2階以上の外壁面への施工は、足場設置費用が別途かかります。1階でも足場なしで施工できる場合は費用を抑えられます。
  • 窓サッシ・ガラスのグレード:アルミサッシ+単板ガラスより、樹脂サッシ+Low-E複層ガラスのほうが材料費が高くなりますが、断熱性能が向上し補助金対象になる場合があります。
  • 外壁材の種類:サイディング・モルタル・タイルなど外壁材によって補修方法が変わります。タイル張りは部分補修が難しく、費用が増えやすい傾向があります。
  • 室内仕上げの範囲:クロスの張り替えを窓周辺のみにするか、部屋全体で行うかで内装費用が変わります。事前に仕上げ範囲を明確にしておくと見積もりのズレを防げます。

構造上・法的に注意すべきこと

耐力壁には窓を開けられない場合がある

木造軸組工法では、筋交いや柱で囲まれたパネルが建物全体の水平剛性を担う「耐力壁」として機能していることがあります。耐力壁に無断で大きな開口を設けると、建物の耐震性能が低下する恐れがあるため、構造計算と補強設計が必須です。

増設前には必ず一級建築士等に壁の構造を確認してもらい、建築確認申請が必要なケースでは手続きを完了してから着工します。違法建築となると売却時の瑕疵説明や火災保険に影響する場合があります。

他の窓リフォームの費用感は他の窓リフォームの費用と比較すると全体像を把握しやすくなります。大田区での増設・窓まわりのご相談は無料お見積もり・現地調査からお問い合わせください。